帰化申請のときには日本語能力も必要になってきます。日本国籍を取得して日本人として生活していくわけですからある程度の日本語が求められるわけですね。
帰化にはどの程度の日本語能力が必要か？
帰化申請で必要な日本語能力は、おおむね小学校３年生くらいの日本語ができれば問題ありません。日本語能力試験でN4くらいの実力を持っていれば全く問題ないかと思います。
日本語能力試験とは？
日本語の能力を測る試験で、国際交流基金と日本国債教育支援協会の２つの団体で実施しています。年に２回、日本全国または世界各国で行われています。
帰化に必要とされるN4とは「基本的な日本語を理解できるレベル」とされています。読みでは、「基本的な語彙や感じを使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を読んで理解することができる」程度、聞くことのレベルとしては、『日常的な場面でややゆっくり話す会話であれば内容がほとんど理解できる」程度です。
日本語能力検定のN4レベルに合格すれば帰化申請の日本語能力の証明にもなるので、今後帰化をを考えている方は日本語能力検定を一度受けてみることをお勧めします。
日本語テストは全員がやるわけじゃない
人にもよりますが、帰化申請では基本的には日本語テストが行われます。ただし、全ての外国人に日本語テストがあるわけではありません。
明確な基準があるわけではないですが、申請時や面接の時に審査官の方と会話をしていく中で、日本語能力に不安があるなと思われた場合には日本語の筆記試験が行われるのだと思います。
たとえば、留学生として日本に来て学校卒業後に、日本の企業に就職したような場合には、日本語の能力は全く問題ありませんが、同じ国の人とばかり付き合っている方や、日本人の配偶者として日本にきて間もない人は、日本語の能力に自身がない方が多いようです。
NAKASE法務事務所では、外国人の方の帰化申請や永住権取得のお手伝いをしております。何かご質問等ございましたらお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
